境内の敷地は3000坪あり、多数の施設があります。
本堂は、ご本尊を中央に一段高い寺院席(内陣)部分と少し低い正面・両脇の三方の参詣者席(外陣)からできています。
参詣者席はすべて椅子席です。この参詣者席には床暖房が完備してありますので冬季も寒さ知らずで、足の不自由な方だけでなく皆様に大変よろこばれています。
常に隅々まで手の行き届いた境内は、参拝者の誰もが「こころ洗われる寺」としてよろこばれています。行きずりの方がカメラや、絵筆を手にされる姿もよく見うけられます。
山門をくぐると右側に、つねに流れ落ちる「浄水」があります。参拝する者がわが身を清める一つのステップといえます。
かつてこの地(新庄本郷)にあった古城の表門を当山に移築し、その門の老朽化を機に、同型に復元し現在に至ります。二階に大鐘を吊した鐘楼門でありましたが、昭和50年に新たに鐘楼を建立して大鐘を移しています。
延享2年(1745)建立の伽藍で、宮殿に宗祖日蓮聖人の御木造(開基大覚大僧正の作)が安置されています。
寛文12年(1672)に再建され、昭和46年に改修された伽藍で、三十番神(1ケ月30日間、毎日交替して法華経を守護すると信ぜられた法華守護三十神)が祀られています。
昭和32年(1957)に新規建立されたお堂で、当山檀信徒の各家や有縁の先祖位牌が安置され、朝夕回向がささげられています。堂内は、みごとな荘厳がつくされて、安置位牌が整然と並ぶ様は誰もが感嘆するところであります。各地より宗派を越えての見学者が訪れています。
昭和60年、霊位堂の改修時にお堂の奥に設けられました。ここには、主にお舎利が納骨されていて、回向されていますが、近く当山の霊域に建立予定の「永代供養塔」(仮称)の完成を待って納骨されることになっています。また、亡き後の供養を念願される方々の本骨も同様に納めることができます。
参詣者がいつでも撞けるようにとの願いから、境内の一角に建立されました。今日では参詣者が、その願いを込めて鐘の音を響かせています。
広々とした寺域の中で、会館・庫裏・書院に囲まれ、裏山を背景にした庭園は、参拝者の心和む空間となっています。