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令和5年7月

「年中行事」お参りしましょう

お迎え盆法要
7月15日(土)18時
盆せがき法要 【ライブ中継】
7月17日(月・海の日)10時
秋季彼岸中日法要・寂静の杜供養祭
9月23日(土・秋分の日)14時(供養祭15時)
お会式 【ライブ中継】
11月23日(木・勤労感謝の日)13時
歳晩会・除夕の鐘(地域参加行事)
12月31日(日)14時(除夕の鐘は15時)
※そば処「はづき」の年越しそば(限定108食・無料)
※お子さまにはお守りを差し上げます
新年祝祷会
令和6年1月1日(月)~3日(水)10時
おたきあげ法要 【ライブ中継】
令和6年1月4日(木)10時
~仏壇、お墓を整理し、おたきあげの品をお持ちください~

ご予定にお加えくださるようお願い致します。

※ライブ中継の視聴はこちらから

ご遺文を読む

「そもそも地獄と仏とはいづれの所に候(そうろ)ふぞとたづね候へば、或(あるい)は地の下と申す経もあり、或は西方(さいほう)等と申す経も候ふ。しかれども委細(いさい)にたづね候へば、我等(われら)が五尺の身の内に候ふとみへて候ふ。」
『重須殿女房御返事(おもすどのにょうぼうごへんじ)』

解説

この文は日蓮大聖人がご入滅になられる前年の正月、供養の品々を送り届けた女性信者の疑問に答えられた一節です。
「いったい地獄や極楽・鬼や仏はどこにあるのですか」と問いかけた女房殿に聖人は、
「地獄は地面の下とか、仏は西方浄土の遠い世界にあるなどと説く経文もあります。しかしながら、このことをくわしく尋ねてみますと、私たち五尺の身の内に存在するものであるということが説かれているのですよ。」と答えられています。

私たちはややもすると幸せを自分の外に求めて、内なる世界には目を向けようとしません。しかし聖人は、仏も地獄も自分の身の内に宿るのであると教えられているのです。またご存知の『蔵の財より身の財すぐれ、身の財より心の財第一なり』とも申されて、真の幸せを求めるのであれば、自らの心を養うことが最も大切であると申されています。

徒然なるままに(5)

~ホウキを振ること~

今春三月、思いもしなかった嬉しい機会がおとずれた。これまでコロナ禍もあり言い出せなかったとか、私が住職を退いた慰労の「ご苦労さん会」を妹と従兄弟(いとこ)夫婦が計画してくれたのだ。その日、従兄弟の車で昼過ぎに寺を発ち、一路「しまなみ海道」の島々を眺めながら、瀬戸の内海を渡って道後温泉を目指した。久方ぶりの再会のためか車中の話しは、道中も途切れることはなかった。妹が気を遣ったのであろう、通りから少し入った閑かなY別荘がその日の宿であった。部屋に落ち着く間もなく、夕食までの間みんなで道後の街を散策することになった。人並みを避けながら店先を覗き見して往く。やがてそれぞれの手がふさがる頃には、ちょうど宿に戻る時間となった。

夕食の部屋は、四人には広すぎほどの和室に、屏風を背にしてテーブル席が用意されていた。箸をとりながら歓談する内に、酔いも手伝ってつぎつぎと古い話が飛び出しはじめた。従兄弟はまだ小・中学生の頃の記憶を辿りながら、「誰に言われたのか、休みになるとお寺へよく行かされたなぁ。」と懐かしそうに五十年余り昔の想い出話を切り出した。「寺に行くと、いつも雑巾がけと庭の掃除をよくしたなぁ。自分の背丈ほどもある竹箒(たけぼうき)を振って、一人前に庭のゴミを掃き寄せていたのか、散らかしていたのか。いつも叔父さん(先代住職)から掃除をする時は、水が流れるのと反対に、低い方から高い方へ向かって掃くんだよと教えられたなぁ。その時はなんのことか意味も分からなかったけど、たびたび教えられている内に、なるほどなぁと納得できるようになったよ。何より叔父さんはホウキの使い方一つにも、そんなに気を配って掃除されていたんだなぁ」と子供時代の数少ない記憶を語りながら、従兄弟には、寺で過ごした子供時代の日々が、昨日のように懐かしく思い出されたのであったろう。私もそうだったなぁと相づちをうつのであった。

大人が楽しむ「絵本パーティー」

2月26日(日)奥田かずみさん(絵本セラピスト)による、大人が楽しむ「絵本パーティー」を開催したところ、約80名もの方が参加してくださいました。

本堂の内陣に設置した大型テレビ2台に奥田さんが読まれる絵本が映し出されると、優しい声色と相まって会場全体が絵本の世界に引き込まれていきました。本堂を見てイメージされた本から始まり、和尚さんが登場する愉快な本、実話を基にした本等9冊を読んでいただきました。途中「マスクをとったら」という本を読まれた後、両隣の人と話す時間を設けられると、今の社会状況にぴったりということもあり、かなり盛り上がりました。本選びは勿論、和やかな雰囲気作りにも気配りを感じました。最後の本「いのちのまつり」から命が脈々と受け継がれ、今自分がここに存在していることを実感すると、周りの人やご先祖様に感謝の念が湧いてきました。

絵本から学んだり癒されたり、大人の感性も磨けたのではないでしょうか。心地良いひとときをありがとうございました。次回の開催を望む声も多くありました。

文章:岡森妙子(広報部委員)











永代頓写大法要

去る四月二十三日(日)、穏やかな晴天の春風が感じられるなか、永代頓写大法要が修行されました。今年は、コロナ禍が落ち着いたことを受け、多くの檀信徒の皆さんが参拝されました。

鐘が響いたのち、導師、式衆が入堂され、各家の卒塔婆が供えられた前で法要が始まりました。
各家御先祖の志霊(しれい)読み上げの際には、厳粛な雰囲気のなか堂内は静まり、皆が導師の声に耳を傾けていました。その後、ご先祖さまに日頃の感謝の心で供養の焼香を行い、一人ずつ経木塔婆(きょうぎとうば)を受け取り、位牌堂の施餓鬼棚(せがきだな)に捧げられました。

法話は、山梨県北杜(ほくと)市 見法寺(けんぽうじ)住職の小林正尚(こばやしせいしょう)上人をお招きしました。上人のお話は、当山の“寂静の杜(じゃくじょうのもり)”と趣旨を同じくする、見法寺 永代供養墓の誕生秘話や、頼まれ事は試され事なので必ず受ける。ご先祖様に手を合わせる時は目標を掲(かか)げ、その目標の結果報告をするなど、自分の心がけ次第で、自分のまわりの景色が良い方に変わるとおっしゃっていました。最後に、小林上人と共にご先祖様にお題目を唱えました。

法要や法話は、ライブ配信されていますので、当日の雰囲気を体感していただけると思います。役員、護持会を中心とした奉仕者の皆さんの協力により、無事に永代頓写大法要を終えることが出来ました。ありがとうございました。来年はさらに多くの皆さんのお参りをお待ちしています。

合 掌
文章:寄髙浩人(広報部長・運営副委員長)





























檀信徒の声 ~寺との関わり~

責任役員 佐藤敏通氏

子供の頃から寺・墓地・仏壇は、死人を扱い亡霊が出る所と聞かされていて怖い所でした。またお坊さんは、葬式や法事がある時は家に来て下さり、私が寺に出向くことはありませんでした。父が他界してから母が寺の行事に参加していました。その母が自分で動けなくなってからは妻に代わり、私は定年退職を機に、母の介護をしながら寺の行事に参加するようになりました。

その年の夏に、現住職が盆経に来られた時、寺の清掃をお手伝いして頂きたいとお願いされ、よく分からないままに寺に行くと、それは護持会でした。住職に図られたと思いましたが、基本的に屋外作業なのでそのまま入会しました。護持会では、男性は屋外作業が主で、私はいつの間にか焼却担当になっていました。先輩達には優しく接して頂き、ゴルフ大会や忘年会などを通じて寺に関わる人との交流が増えました。

数年が過ぎた折、地区役員が回って来て、寺の組織や法要等の行事が多少分かるようになりましたが、組織では管理部に所属して、またしても境内の屋外作業になりました。

この時期にコロナ禍になり、行事の中止や縮小を余儀なくされ、皆が疎遠になっていきました。地区役員1期目が終る頃、住職から責任役員に選ばれ、組織は事務部に変わり、今も内部の事情が分からない状態で、戸惑いながら業務をしています。

そして、寺づくり会議の委員長に指名され、何が何だか分からない状況ですが、檀家さんとの繋がりを深めて、地域に貢献が出来る寺になるように、微力ですが一生懸命に努めて参りますので、今後ともご支援ご協力の程よろしくお願いします。

昨年12月には、大勢のご奉仕の元で、位牌堂内と全ての位牌を清掃して綺麗に蘇りました。やや暗かった本堂・位牌堂等には、照明を感知式に更新して、参詣者を明るく迎えてくれています。今年の2月には、地域貢献の第一段として「絵本パーティー」を開催して大勢の人が参加して下さり、皆さんが心を癒されました。4月からは、大人の体操教室も復活しています。

今や、寺は怖い所・近寄り難い所ではなく、いつでも明るく開放されていますのでアポなしで気楽にお参り下さい。

寄稿コーナー 第7回

(有)光屋(ひかりや) 社長 向井祐治(むかいゆうじ)氏

妙皇寺様とご縁を頂いたのは先々代ご住職のご葬儀でした。広い境内は綺麗に手入れされ、初めて訪れた時から立派なお寺だなと思った事を覚えています。以来、鷲峰会館での葬儀のお手伝いをさせて頂いております。程なく十九年の月日が経ちますが、その間に核家族化は進み、供養の在り方も少しずつ変化していきました。そうした状況に寄り添い造られた寂静の杜。「地域と共にあるお寺』を目指す住職の熱い想いに感銘を受け、葬儀社として何か役に立てればと寺づくり会議に参加させて頂いた矢先、誰もが予期せぬコロナ禍に見舞われました。

行動制限中の葬儀は県外在住の家族、親戚、近隣、ご縁の方々が集まれず、いつも以上に淋しいお見送りとなり、葬儀の現場も感染対策に手探り状態でした。

そんな限られた方だけが集まる葬儀は三年間で新しい生活様式の一つとして、通常のこととなりつつあります。しかし、大切な人の死に直面した喪失感や、介護などから解放され放心状態となるなど、ご遺族がつらさを実感されるのは葬儀の後なのです。単独世帯が増え、地域社会の付き合いが薄れつつある昨今、永く遺族に寄り添える場所・・それがお寺なのではないでしょうか。妙皇寺を訪れる度に、お会いする護持会の方々は、それぞれの役割を持ち、生きいきと奉仕活動をされています。その様子は、失われつつある人と人とのご縁を繋ぐ素晴らしい場所となっている証だと感じます。そんな妙皇寺様と檀信徒の皆様との素敵なご縁に、私たち社員一同も感謝を申し上げますと共に、これからも葬送儀礼を厳粛に、心を込めてお手伝いできるよう精一杯努めさせていただきます。

今年は、待ちに待った楽しい行事が少しずつ再開できる事でしょう。ぜひ、笑顔集まるお寺での行事にも参加、お手伝いさせていただければ嬉しく思います。

住職コラム 「いのり」

妙皇寺住職 白山宏治

私たちは、悩んだり、苦しんだり、自分の力ではどうにもならなくなった時、無意識に祈ってしまう。ある時は家族の平穏を祈り、またある時は自ら進むべき道が正しい道であるように祈ることもある。その祈りは心の中で神仏に向けられたり、寺社仏閣に詣でてご加護を請うこともあるだろう。私はこの万国共通の祈りについて考えを巡らせていた。

そんなある日、墨象家(ぼくしょうか)の外林省二(そとばやししょうじ)さんが来寺された。外林さんは墨象を世に広められた故・榊莫山(さかきばくざん)が唯一の後継者として認められた方で、今や墨象の第一人者として活躍されている。外林さんとは何故か気が合い、いつものように雑談に花を咲かせていると、持参された鞄から一枚の作品を取り出された。「これは私が五十代の頃の作品で、莫山先生に良い作品だから取っておきなさいと言われたものです。祈り(いのり)という言葉の意味からもここにあった方が良いと思いまして・・・」と突然、大切にされていた作品を差し出された。私は「長年大切にされていた作品をご寄贈いただきありがとうございます」とお礼を言いながら、まさかこのような展開があるのかと仏さまの導きに手を合わせた。これからの時代に必要なキーワード「いのり」という言葉が突然やってきてくれたのだ。墨象で表現されたこれまで見たこともない「いのり」を、どこに飾り、どうやって檀信徒へのメッセージにするべきか数か月悩んだが、やはり妙皇寺の祈りの場所は本堂であり、そして先祖へ感謝の祈りを捧げる場所は位牌堂だという結論に至った。本堂の裏向拝(うらごはい)、すなわち位牌堂から本堂に入った正面の壁に掲げることにした。「いのり」は以前からそこに存在していたかのように、また、何もなかった裏向拝の空気を引き締める存在になってくれた。これから長い時間をかけて訪れる方々に応じたメッセージをくれることだろう。妙皇寺に来寺された時は、本堂から位牌堂にお参りいただき「いのり」からのメッセージを受け止めていただきたい。

将来を見通し、環境変化に対応していく妙皇寺
~ 顧問による専門知識サポート構築 ~

高度な専門知識で妙皇寺をサポートしていただくよう曽根高則義(そねたかのりよし)氏、小林康浩(こばやしやすひろ)氏を顧問に要請し、妙皇寺が社会ニーズ変化へタイムリーに、的確に対応するよう体制の強化を図りました。 令和5年3月5日開催の常任委員会においてお二人の顧問就任について出席委員に諮り、全員の賛成により顧問就任を決定しましたので、新顧問のお二人について簡単にご紹介します。


曽根高則義顧問

曽根高則義顧問には寺の業務処理や情報発信のデジタル化に今後、顧問としてご協力をいただく予定です。地元、本郷町の檀家のご出身で現在は東京に在住です。

(株)テクノメディアラボのCEOで情報処理業界のエキスパートです。全国各地の自治体や大学からの要請でITを駆使したデジタル化の推進アドバイサーや講演など、超多忙な毎日を過ごされております。本郷の実家へ帰省された機会に「お寺のお役に立ちたい」とお寺を訪ねてこられました。自社のアプリ(ソフト)を無償提供していただきました。


小林康浩顧問

小林康浩顧問には税務専門家の立場で会計処理のアドバイスをいただく予定です。

これまで、妙皇寺の会計担当役員は代々、経理事務の経験を持つ方にお願いし、大役を担っていただいておりました。しかし、会計処理における精神的負担の軽減が長年の課題で、宗教法人経理の知識を持つ専門家の方にアドバイスを求められる体制が必要と考えておりました。

顧問は小林税務会計事務所(福山市西町)の代表で、福山大学大学院の講師もされています。また宗教法人税務にも深い知識をお持ちで、先日も「宗教法人税務の話を聞く会」の講師を依頼すると、相談し易い雰囲気を自ら作られ、これまで気づかなかった的確な提案をいただきました。責任役員・会計担当役員一同、自信を持って会計処理が出来ると期待しております。

文章:佐藤泉(責任役員・広報部相談役)

妙皇寺の運営組織 事務部(村上真樹部長)へインタビュー

メンバーを紹介してください
相談役・部長・副部長2人と部員5人の計9人がワンチームとして活動しています。それぞれが持ち前の朗らかさと社会経験で重ねてきた強みや特技を持ち、支えあっています。「事務部は縁の下の支え役」を合言葉としてご奉仕させていただいております。
どんな仕事をしているのですか
財務会計事務、会議などの案内や資料作成、会場づくり、各法要など行事の案内状を作成し、檀家様宛に仕分けし、発送する作業が主な業務です。その他、檀家様の卒塔婆(住職が法号、経文、施主名等へ筆を入れる)を確認・仕分けする作業や、檀家様のお盆経日程の調整作業などを行っています。
特に、どんなことに気を使われているのですか
檀家様へお届けする文書作成の際は、誤字確認、発送作業では、文書等が漏れなく正しく封入されているか、郵送分は更に宛先の確認を徹底します。また、法要等、行事当日の受付担当は、礼儀正しくお迎え・お見送りに心がけています。
また、受付では、「お供え」等をお受けするため、慎重にかつ正確に処理しています。何よりも、参拝された方に気持ちよく参詣していただくため、お声掛けなど心くばりをモットーとしています。
部長として檀家様やお寺への思いや感じたことを聴かせてください
1つめは、「ご奉仕の心」です。手入れの行き届いたお寺の境内、施設内を見るにつけ、ご奉仕される多くの檀家様の信仰心の深さを感じました。
2つめは、「礼儀」です。来寺される檀家様の多くは、まず、山門前で合掌・一礼のうえ入寺されます。
3つめは、「これからも地域と共にあるお寺」で、檀家・檀家外を問わず、地域から親しまれ頼られるお寺、檀家様や地域の皆様に支えられるお寺に向けて、ご奉仕することがご先祖さまへのご供養となると思っています。

取材:曽根高基通(広報部副部長)


村上真樹部長



「妙皇寺のお葬式」パンフレットについて
~ご訃報の連絡は、まず妙皇寺までご連絡ください。24時間365日対応します~

この度、全檀家に配布させていただいた「妙皇寺のお葬式」というパンフレットは、檀信徒のご意見をもとに妙皇寺の寺づくり会議で検討し、作成したものです。

大切なご家族を病院で看取られた時に、ご遺体を安置できるのは約2時間と言われています。待ったなしの状況下で、また不安と悲しみの中で、安易にネット検索や葬儀社へ直接連絡するのではなく、まずは菩提寺の妙皇寺までご連絡ください。遠方の檀家さんも含め、24時間365日対応させていただきます。(妙皇寺会館でご遺体の受け入れも可能です)ご家族の思いを伺いながらアドバイスさせていただきますのでご安心ください。必要であればご遺体の搬送車や葬儀社の手配も致します。

また、妙皇寺会館で葬儀をご希望のお方には、様々なケースに応じたプランをご用意しております。なお、妙皇寺会館の会場使用料(葬儀祭壇、3名までの宿泊などを含む)は、檀家さんの費用負担軽減のために、令和5年4月より2日間使用の場合、18万円から15万円に減額致しました。葬儀プランや費用などの詳細は、当山までお問合せください。詳しくご説明をさせていただきます。

(寺づくり会議より)





体操スクールが再開

コロナ禍前に10年以上継続されていた妙皇寺体操スクールが、令和5年4月より「おてら健康塾」として再スタートしました。講師は体質改善トレーナーのShigeこと桝田滋久氏です。桝田トレーナーは延べ25,000人の指導をされてきた、心と身体のサポートをするエキスパートです。ただ現在は希望者が定員に達し、キャンセル待ちとなっています。ご希望のお方は妙皇寺までお問合せください。
日時:毎週火曜日10:00~10:50
参加費:1回500円

(寺づくり会議より)





茶堂(ちゃどう) 妙皇寺カフェのご案内

本来、茶堂とは、かつて村の境や峠にあった小さなお堂で、建物の三面に壁がなく、誰でも、どこからでも上がれるのが特徴です。地域の憩いの場として、また通りがかる旅人たちが村人からお茶やお菓子のおもてなしを受け、疲れを癒したと言われています。

妙皇寺は、かつての茶堂に習い、地域住民の小さなコミュニティとして、妙皇寺施設のゲストハウス蓮を開放し、月に1回程度「茶堂 妙皇寺カフェ」を開催しております。寺で語らい、苔庭を眺めながらコーヒーやお茶を飲みませんか。檀家さま、地域の皆さまどうぞお立ち寄りください。

お茶代
100円(コーヒー・お茶など)
開催日(いずれも木曜日)
6月15日 ・ 7月20日 ・ 8月17日 ・ 9月21日 ・ 10月19日 ・ 11月16日 ・ 12月21日
時間
午前10時から正午まで

(寺づくり会議より)



仏事の豆知識 第8回

~お彼岸ってどんな日?~

お彼岸は3月の春分の日、9月の秋分の日を中日として前後3日間、合計7日間が期間とされています。一般的にはお墓参りをする日というイメージが強いと思いますが、実はそれだけではありません。今回は、お彼岸の意味について簡単にお話したいと思います。

本来、お彼岸とは「到彼岸(とうひがん)」という意味で、煩悩(ぼんのう)や迷いのある世界から悟りの世界へ至ること、その修行のことを指します。仏教では元来、煩悩に満ち溢れる現世(げんせ)を「此岸(しがん)」と呼びます。それに対して、悟りの境地の世界を「彼岸」と呼びます。此岸から彼岸へ至れるように、お彼岸の7日間では、中日の日である春分の日と秋分の日は先祖を偲び、それ以外の6日は六波羅蜜(ろくはらみつ)という6つの修行を勧められています。波羅蜜はサンスクリット語の「パーラミター・はらみった」を音写した言葉で、この世に居ながらにして彼岸に到るための6つの修行のことを意味します。


六波羅蜜とは・・・・
①布施(ふせ):見返りを求めず、他者のために善行を施すこと。
②持戒(じかい):戒律を守り、身を慎(つつし)み、他人に迷惑をかけないこと。
③忍辱(にんにく):身に起こる災いを受け入れ、耐え忍ぶこと。
④精進(しょうじん):誠心誠意努力を続けること。
⑤禅定(ぜんじょう):常に静かな心を持ち、動揺しないこと。
⑥智慧(ちえ):怒りや愚痴(ぐち)、貪(むさぼ)りに捉われず、物事の真理を正しく見極めること。

普段はなかなかできない「六波羅蜜」の修行。お彼岸とはご先祖に感謝の気持ちを捧(ささ)げるだけでなく、この世に生きる私たちが六波羅蜜の修行を実践する期間でもあるのです。年に2回のお彼岸には、自らを省(かえり)みて、出来る範囲で構いませんので、6つの修行を実践してみてください。

活動写真館











































各会のご案内

当山では、様々な分野での活動が行われております。自分に合った活動を見つけていただき、信仰の一端、そして目的を失わない人生としていただきたいと存じます。

護持会・信行会・和讃会・自宅写経会・おてら健康塾・囲碁の会・ゴルフコンペ等、詳しくはこちらを御覧下さい。

湯浅氏が写経し寄贈された法華経方便品一節